うつ病

Depression

うつ病とは

うつ病の原因ははっきりとわかっていません。
様々なストレスによって生じる脳の機能障害とされており、決して気持ちだけの問題で生じるものではありません。
憂うつな気分や食欲・睡眠欲・性欲などの低下といった心理的症状が続き、様々な身体的症状を伴うことも多い疾患です。

うつ病の治療

うつ病の治療は、症状の重症度や個々の状況に応じて選択されます。

軽症の場合には休養や生活指導、支持的精神療法を中心に行います。
中等症以上では、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの抗うつ薬の使用が推奨され、治療反応を見ながら適切な調整を行います。
重症例では、薬物療法を主軸としながら、心理療法や入院治療を組み合わせ、回復に向けた環境を整えていきます。

このような症状はありませんか?

  • 気分が沈んでいる
  • 興味がわかず、楽しめない
  • 食欲の低下(増加)、体重の増減などがみられる
  • 寝付けない、夜中や早朝に目が覚める
  • 動作や話し方が遅い、またはイライラし、落ち着きが無い
  • 疲れを感じたり、気力がわかなかったりする
  • 自分には価値が無い、または生きていて申し訳ないと感じる
  • 仕事や家事に集中したり、何かを決断したりすることができない
  • この世から消えてしまいたいと思うことがある

うつ病には治療が必要

うつ病は気持ちの問題では決してなく、「心が弱い」ために罹る病気などではありません。

気力で解決するようなことは不可能です。
適切な治療が必要ですので、うつ病が疑われたら、早めに専門の医療機関を受診してください。